2024.11.10 ON SALE
オスカル・メリカント歌曲集
Oskar Merikanto: Yksinlauluja
鈴木啓之(バリトン)Hiroyuki Suzuki, baritoni
玉田裕人(ピアノ)Hiroto Tamada, piano
鈴木啓之(バリトン)と玉田裕人(ピアノ)による、日本人初のオスカル・メリカント歌曲集。フィンランドの名バリトン、ヨルマ・ヒュンニネンから「わが息子」と評された鈴木の的確な解釈に基づく歌唱と、玉田の繊細で躍動感あふれるタッチが、楽曲の背景にある情景を丹念に描き出し、それぞれの楽曲の奥深さを一層際立たせる。
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品番:NIKU-9065 定価:¥3,080-(税込)
Oskar Merikanto オスカル・メリカント(1868-1924)
[1] Pai, pai, paitaressu, op.2, nro 1 (1887)
ねんねん坊や
Jooseppi Mustakallio ヨーセッピ・ムスタカッリオ
[2] Muistellessa, op.11, nro 2 (1891)
思い出すとき
J. H. Erkko J. H. エルッコ
[3] Reppurin laulu, op.14, nro 10 (1900)
行商人の歌
Larin-Kyösti/ käännös karjalan murteelle: Iivo Härkönen
ラリン・キヨスティ/カレリア方言訳詞:イーヴォ・ハルコネン
[4] Kun saapuu Herra Zebaoth, op.17 (1899)
万軍の主ゼバオトがやってくるとき
Eino Leino エイノ・レイノ
[5] Kullan murunen, op.20, nro 1 (1891)
金のかけら
J. H. Erkko J. H. エルッコ
[6] Miksi laulan, op.20, nro 2 (1894?)
なぜに私は歌う
J. H. Erkko J. H. エルッコ
[7] Kun päivä paistaa, op.24, nro 1 (1897)
陽が輝くとき
Hilja Haahti ヒルヤ・ハーフティ
[8] Myrskylintu, op.30, nro 4 (1901)
嵐の鳥(フルマカモメ)
Kasimir Leino カシミール・レイノ
[9] Soi vienosti murheeni soitto, op.36, nro 3 (1899)
柔らかく響け、我が悲しみの調べ
Heikki Ansa ヘイッキ・アンサ
[10] Rukous (Ave Maria), op.40, nro 2 (1900)
祈り(アヴェ・マリア)
Juhani Sjöströmユハニ・シェストレム
[11] Kuin hiipuva hiillos tummentuu, op.47, nro2 (1902)
火が消え入るように
Severi Nuormaa セヴェリ・ヌオルマー
[12] Merellä, op.47, nro 4 (1891)
海にて
J. H. Erkko J. H. エルッコ
[13] Linnulle kirkkomaalla, op.52, nro 2 (1905)
墓地の小鳥へ
Eino Leino エイノ・レイノ
[14] Omenankukat, op.53, nro 1 (1905)
林檎の花
Eino Leino エイノ・レイノ
[15] Illansuussa, op.69, nro 2 (1908)
宵の口
V. A. Koskenniemi V. A.コスケンニエミ
[16] Ma elän!, op.71, nro 1 (1908)
私は生きている!
Larin-Kyösti ラリン・キヨスティ
Haudoilta-sarja, op.74 (1911)
歌曲集《墓場から》
Lauri Pohjanpää ラウリ・ポホヤンパー
[17] I. Valkeat ristit
白い十字架
[18] II. Laulaja taivaan portilla
天の門の歌うたい
[19] III. Käy kirkkomaata illoin vanhat mummot
老婆たちは夜ごと墓地を訪れる
[20] IV. Päivännousu kultaa kirkkomaan
朝日が墓地を金色に染める
[21] Hyvää yötä, op.75, nro 1 (1911)
おやすみ
L. Onerva L. オネルヴァ
[22] Laatokka, op.83, nro 1 (1913)
ラドガ湖
Mikko Uotinen ミッコ・ウオティネン
[23] Elämälle!, op.93, nro 4 (1916)
人生に!
Ernst V. Knape/ suomennos: Jussi Snellman
エルンスト V. クナペ/フィンランド語訳詞:ユッシ・スネルマン
[24] Iltakellot, op.106, nro 1 (1919)
夕べの鐘
Verneri Liinamaa ヴェルネリ・リーナマー
Recording: 28-30 November 2023, YATSUGATAKE "Yamabiko Hall"
録音:2023年11月28-30日 八ヶ岳・やまびこホール
鈴木啓之(バリトン)Hiroyuki Suzuki, baritoni
静岡県浜松市出身。信愛学園高等学校音楽科(現・浜松学芸高等学校音楽科)卒業。名古屋音楽大学音楽学部声楽学科卒業。同大学院音楽研究科声楽専攻修了。2008年から2013年フィンランドに留学。フィンランド・ヨーチェノ大学夏季マスタークラスにてディプロマ取得。
これまでに田代雅子、原田茂生、奥村晃平、Jorma Hynninen、Marja Holopainen-Tatenoの各氏に師事。第8回大阪国際音楽コンクール声楽部門歌曲コース第3位(最高位)を受賞。
オペラでは、「魔笛」(パパゲーノ)、「蝶々夫人」(シャープレス)、「カヴァレリア・ルスティカーナ」(アルフィオ)、「ディドとエネアス」(エネアス)、「カルメン」(ダン・カイロ、モラレス)、「天国と地獄」(ジュピター、マルス)、「アマールと三人の王様」(メルフィオール)、「泥棒とオールドミス」(ボブ)、「ヘンゼルとグレーテル」(ペーター)、「藤戸」(佐々木盛綱)などに主要キャストとして出演。
コンサートでは、「クッレルヴォ交響曲」、「メサイア」、「第九」などのソリストとして多くのオーケストラと共演。02年7月、04年4月、08年7月・8月、10年5月・10月、21年12月にソロ・リサイタルを開催。多くの公演にて日本初演作品を含むフィンランド歌曲の演奏を行い、好評を博している。ヘルシンキ大聖堂、テンペリアウキオ教会、ヘルシンキ自由教会、ミュルンマキ教会などフィンランド国内の教会での演奏も多く、フィンランド歌曲だけでなく宗教音楽にも造詣が深い。
在フィンランド日本国大使公邸での天皇誕生日祝賀レセプションにてフィンランド、日本両国歌の演奏や駐日フィンランド大使館での演奏など、フィンランドとのつながりが深い。また、近年フィンランド人詩人の邦訳詩に作曲を委嘱し、「日本語で聞けるフィンランドの歌」の演奏も行っている。
FMハロー「ふるさとサウンドライブラリー」、CBCラジオ「つボイノリオの聞けば聞くほど」、NHK BS1「地球アゴラ」などに出演。
日本シベリウス協会会員・運営委員、日本・フィンランド新音楽協会会員・運営委員、日本フィンランド協会会員、日本演奏連盟会員、東京二期会会員。
【オフィシャル・ウェブ・サイト】https://toivo-suomi.fi
玉田裕人(ピアノ)Hiroto Tamada, piano
愛知県名古屋市出身。名古屋音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業、同大学大学院音楽研究科を首席で修了。
幼い頃から国内外の演奏会、コンクールに出演し、数々の受賞を重ねる。コンチェルトにおいては、黒岩英臣氏指揮/名古屋音楽大学卒業生オーケストラ、江田つかさ氏指揮/和歌山市交響楽団と共演。ウィーンにて、A.イエンナー氏のマスタークラス修了。ディプロマを取得。クロアチアにてK.ゲキチ氏のマスタークラスを修了しディプロマを取得するほか、首都ザグレブにてTV出演し、Zdravko Šljivac作曲のJesen ‒ Zimaを生演奏で世界初演するなど、海外でも研鑽を積む。
2013年電気文化会館ザ・コンサートホールにて、日本演奏連盟の新進演奏家育成プロジェクトによるソロ・デビュー・リサイタルを開催。2018年しらかわホールにてソロ・リサイタルを開催。近年では、フィンランド大使館での演奏やCBCラジオ「つボイノリオの聞けば聞くほど」に出演。ソロはもとより、声楽、他楽器や合唱団のピアニストとしても精力的に活動すると共に、YAMAHAやKAWAI主催のレクチャーコンサートやアドバイスレッスン、ピアノコンクールの審査員を務めるなど、益々活躍の場を広げ、好評を得ている。第2回ヨーロッパ国際コンクール in Japan・銀賞/審査員特別賞受賞。第31回飯塚新人音楽コンクール本選入選。第9回堺国際ピアノコンクールファイナリスト。コンサートグループ「花の詩」会員。これまでに、ピアノを山口望、竹中勇記彦、金山正一、平尾はるな、K.ゲキチの各氏に師事。室内楽を林俊昭氏に師事。チェンバロを中野振一郎氏に師事。
現在、愛知文教女子短期大学専任講師、名古屋音楽大学附属音楽アカデミー講師。
【オフィシャル・ウェブ・サイト】https://www.hirototamada.com