朝日新聞 for your collection(2024年11月21日 夕刊)★ 推薦盤
ぶらあぼ(2024年11月号)★ インタビュー掲載
芸術現代社「音楽現代(2024年12月号)」★ 推薦盤
2024.10.10 ON SALE
フィオリトゥーラ FIORITURA
古楽オーケストラ〈ラ・ムジカ・コッラーナ La Mucica Collana(LMC)〉
丸山 韶(ヴァイオリン)Sho Maruyama, violino
島根朋史(チェロ)Tomofumi Shimane, violoncello
ヴィヴァルディ:《ヴァイオリン協奏曲》《チェロ協奏曲》
アルビノーニ:《6つのシンフォニアと6つの五声の協奏曲》より
新世代バロック・ヴァイオリニスト丸山韶が率いる古楽オーケストラ《ラ・ムジカ・コッラーナ(LMC)》待望のアルバムは、得意とするイタリアン・バロックの中でも多く演奏してきたヴィヴァルディとアルビノーニの楽曲より、これまでにまで培ってきた調和と精彩が発揮される作品集。結成10周年を迎える今、彼らの音楽への情熱はさらに開花し続けていく。
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品番:NIKU-9064 定価:¥3,080-(税込)
アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi (1678-1741)
《調和の霊感》作品3より Dall’Estro Armonico op.3 (1711)
ヴァイオリン協奏曲第9番 ニ長調
Concerto IX in Re maggiore con Violino solo obligato, RV230
[1] I. Allegro [2] II. Larghetto [3] III. Allegro
ヴァイオリン協奏曲第6番 イ短調
Concerto VI in La minore con Violino solo obligato, RV356
[4] I. Allegro [5] II. Largo [6] III. Presto
《ラ・ストラヴァガンツァ》作品4より Dalla Stravaganza op.4 (1716)
ヴァイオリン協奏曲第4番 イ短調
Violino di Concertino IV in La minore, RV357
[7] I. Allegro [8] II. Grave e sempre piano [9] III. Allegro
丸山 韶(ヴァイオリン・ソロ/1) Sho Maruyama, violino di concertino [1]–[3][7]-[9]/ I [4]-[6]
佐々木梨花(ヴァイオリン1/2) Rika Sasaki, violino I [1]–[3][7]-[9]/ II [4]-[6]
廣海史帆/勝森菜々(ヴァイオリン2/3) Shiho Hiromi/ Nana Katsumori, violino II [1]–[3][7]-[9]/ III [4]-[6]
山本佳輝(ヴィオラ) Yoshiki Yamamoto, viola
島根朋史(チェロ) Tomofumi Shimane, violoncello
諸岡典経(ヴィオローネ) Noritsune Morooka, violone
石川友香理(チェンバロ/オルガン) Yukari Ishikawa, clavicembalo [6][9]/ organo [1]–[4][7]
西山まりえ(ハープ/チェンバロ/オルガン) Marie Nishiyama, arpa [2][4][6][7]/ clavicembalo [1][3]/ organo [9]
チェロ協奏曲 ニ短調
Concerto in Re minore per Violoncello, Archi e Cembalo, RV405 (c.1720)
[10] I. Allegro non molto [11] II. Adagio [12 III. Allegro ma non molto
チェロ協奏曲 ト短調
Concerto in Sol minore per Violoncello, Archi e Cembalo, RV417 (c.1720)
[13] I. Allegro [14] II. Anadante [15] III. Allegro
島根朋史(チェロ・ソロ) Tomofumi Shimane, violoncello di concertino
丸山 韶(ヴァイオリン1) Sho Maruyama, violino I
廣海史帆(ヴァイオリン2) Shiho Hiromi, violino II
佐々木梨花(ヴィオラ) Rika Sasaki, viola
懸田貴嗣(チェロ) Takashi Kaketa, violoncello
諸岡典経(ヴィオローネ) Noritsune Morooka, violone
石川友香理(チェンバロ/オルガン) Yukari Ishikawa, clavicembalo [12][15]/ organo [10][11][13]
西山まりえ(ハープ) Marie Nishiyama, arpa
トマゾ・アルビノーニ Tomaso Albinoni (1671-1751)
《6つのシンフォニアと6つの五声の協奏曲》作品2より
Dalle Sinfonie e Concerti a cinque per duo Violini, alto, tenore, violoncello e basso op.2 (1700)
5声のソナタ(シンフォニア)第1番 ト長調
Sonata (Sinfonia) a cinque I in Sol maggiore op.2-1
[16] I. Grave adagio [17] II. Allegro
[18] III. Adagio [19] IV. Allegro
5声のソナタ(シンフォニア)第2番 ハ長調
Sonata (Sinfonia) a cinque II in Do maggiore op.2-3
[20] I. Largo [21] II. Allegro
[22] III. Grave [23] IV. Allegro
丸山 韶(ヴァイオリン1) Sho Maruyama, violino I
廣海史帆(ヴァイオリン2) Shiho Hiromi, violino II
山本佳輝(アルト・ヴィオラ) Yoshiki Yamamoto, alto viola
佐々木梨花(テノール・ヴィオラ) Rika Sasaki, tenore viola
島根朋史(チェロ) Tomofumi Shimane, violoncello
諸岡典経(ヴィオローネ) Noritsune Morooka, violone
石川友香理(オルガン) Yukari Ishikawa, organo
西山まりえ(ハープ) Marie Nishiyama, arpa
録音:2024.04.03-05 五反田文化センター GOTANDA CULTURE CENTER
古楽オーケストラ〈ラ・ムジカ・コッラーナ La Musica Collana〉
2014年、ヴァイオリニスト丸山 韶の呼びかけによって、国内外で活躍する古楽奏者たちが集い結成。団体の名である「Collana」はイタリア語で首飾りを意味し、バロック音楽の煌びやかな装飾、そしてメンバーの志が一つとなるように、という想いが込められている。
2014年以来、毎年の定期演奏会シリーズとして「Baroque Concerto Festival」を開催し、イタリア作品を中心とするバロックの協奏曲作品を演奏してきた。これまでにヴィヴァルディ、アルビノーニ、コレッリ、ガルッピ、スカルラッティ、E.F.ダッラーバコ、デュランテ、マルチェッロ、ルクレール、J.S.バッハなどの作品を演奏している。2017年には、NHK Eテレ「ららら♪クラシック」に出演し、A.ヴィヴァルディの協奏曲「冬」「田舎風」などが全国放送された。本シリーズは東京での公演に加え、盛岡・大阪・福岡・長崎などでの地方公演も開催し、いずれ好評を博している。
2019年からは、古典派の時代における協奏曲を演奏する新たな定期演奏会シリーズ「オリジナル楽器による古典協奏曲の祭典 - Classical Concerto Series」を開始。ディレクター丸山韶、サブ・ディレクター島根朋史のソロに加え、フォルテピアノの川口成彦氏やオーボエの三宮正満氏をソリストに迎え、ハイドン、モーツァルトの協奏曲、バッハの息子たちC.P.E.バッハ、J.C.F.バッハ、J.C.バッハの作品、そして演奏機会の少ないシュターミッツ、トリックリール、フィッシャーなどの作品も取り上げている。
近年はマスタークラスや講習会を開催し、時代を担う若い世代へ古楽器演奏のレッスン、HIP = Historically informed performance(歴史的情報に基づく演奏)の知識や奏法のシェアにも積極的に取り組んでいる。
公式HP:http://lamusicacollana.web.fc2.com/
丸山 韶(ヴァイオリン) Sho Maruyama, violino
神奈川県立弥栄高等学校音楽コースを経て、京都市立芸術大学を首席で卒業。京都市長賞、京都音楽協会賞受賞。東京藝術大学別科古楽科修了。NHK Eテレ「ららら♪クラシック」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」にソロ出演。〈バッハ・コレギウム・ジャパン〉、〈富山バッハ管弦楽団〉、〈オーケストラ・リベラ・クラシカ〉、〈レ・ボレアード〉、〈チェンバー・ソロイスツ・佐世保〉、各メンバー。古楽アンサンブル〈コントラポント〉コンサートマスター。古楽オーケストラ〈La Musica Collana〉ディレクター、ソロ・コンサートマスター。〈Ensemble LMC〉リーダー。〈木心トリオ〉ヴァイオリン奏者。ソロCD「Con affetto」、「FRENESIA」をリリース。「FRENESIA」は音楽之友社「レコード芸術」準特選盤、読売新聞「サウンズBOX」推薦盤に選出。桐朋学園大学非常勤講師。
島根朋史(チェロ) Tomofumi Shimane, violoncello
博士(音楽・チェロ)。古今のチェロとガンバを操る三刀流奏者。東京藝術大学にて博士号を取得。研究は17~19世紀の奏法と楽譜読解について。同声会賞、大学院アカンサス音楽賞受賞。パリ・サティ音楽院修了。〈バッハ・コレギウム・ジャパン〉、〈木心トリオ〉等メンバー。古楽オーケストラ〈La Musica Collana〉サブディレクター、首席チェロ奏者。同団でNHK「ららら♪クラシック」に出演し、演奏と解説を行った。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」はソロ出演。CD「Les Monologues」は5誌の推薦盤、CD「AU-DELA」は朝日新聞の推薦盤、音楽現代の注目盤。著書に、島根朋史 訳・解説・校訂『デュポール:チェロ奏法と21の練習曲』(音楽之友社)がある。昭和音楽大学非常勤講師、同大学ピリオド音楽研究所所員。一般社団法人日本弦楽指導者協会、一般財団法人日本チェロ協会会員。日本下持ち協会代表講師。近年は国内外数多くのコンクール審査員を務める。
廣海史帆(ヴァイオリン) Shiho Hiromi, violino
東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、同大学大学院修士課程古楽科を修了。これまでに、佐々木晶子、久合田緑、田中千香士、原田幸一郎、若松夏美、アレッサンドロ・モッチアの各氏に師事。第22回古楽コンクール〈山梨〉最高位、併せて栃木[蔵の街]音楽祭賞を受賞。2007-08年、パリ・シャンゼリゼ管弦楽団より奨学金を受け、サント・ヨーロッパ音楽アカデミーに参加。NHK-FM「名曲リサイタル」、旧奏楽堂デビュー・コンサート等に出演。また、〈バッハ・コレギウム・ジャパン〉、〈オーケストラ・リベラ・クラシカ〉、〈レ・ボレアード〉、〈横浜シンフォニエッタ〉等の公演・録音に多数参加する他、古楽、モダンを問わず
様々な演奏活動をしている。
佐々木梨花(ヴァイオリン/ヴィオラ) Rika Sasaki, violino/ viola
仙台市出身。桐朋女子高等学校音楽科経て、同大学卒業。バロック・ヴァイオリンを若松夏美氏に師事。ヴィオラ・ダ・ガンバを福澤宏、森川麻子の各氏に師事。古楽オーケストラ〈La Musica Collana〉のメンバーとして2017年NHK・Eテレ「ららら♪クラシック」に出演し、全国放映される。2019年まで桐朋女子高等学校非常勤講師を務める。2023年東京藝術大学大学院修士課程古楽科(バロック・ヴァイオリン)を修了。現在、古楽オーケストラ〈La Musica Collana〉、〈BONUM MUSICA MEMBRA〉メンバー。アモローソ音楽院講師。日本下持ち協会(ヴィオラ・ダ・ガンバコンソート)企画代表。
勝森菜々(ヴァイオリン) Nana Katsumori, violino
ヴァイオリンを岡本かへで、五十嵐由紀子、大谷玲子の各氏に師事。第13回ルーマニア国際音楽コンクール(弦楽四重奏)にてセバスチャン賞を受賞し、翌年、ルーマニアでの音楽アカデミーに招待される。第29回日本クラシック音楽コンクール室内楽部門第2位(最高位)。小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト、セイジ・オザワ松本フェスティバルにて子どものための音楽会に参加。現在は東京藝術大学修士課程古楽科に在学中。若松夏美氏の元でバロック・ヴァイオリンを学んでいる。
山本佳輝(ヴィオラ) Yoshiki Yamamoto, viola
東京芸術大学を経て、同大学院修士課程修了。大学内にて福島賞、アカンサス音楽賞受賞。また在学中より国内オーケストラに首席・次席奏者として客演。第89回読売新人演奏会に出演。新日本フィル、藝大フィルとソリストとして共演。第8回横浜国際音楽コンクール高校の部第1位。第86回日本音楽コンクール作曲部門にアンサンブル・リームとして出演しコンクール委員会特別賞受賞や、第28回芥川作曲賞選考会にソリストとして出演するなど、現代作品の演奏に多く携わる。古楽器奏者としては〈バッハ・コレギウム・ジャパン〉、〈アントネッロ〉などの公演に出演。現在、〈東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団〉第2ヴァイオリン首席奏者。
懸田貴嗣(チェロ) Takashi Kaketa, violoncello
東京芸術大学院修了後、ミラノ市立音楽院で学ぶ。伊ボンポルティ国際古楽コンクールで第1位・聴衆賞を受賞。〈バッハ・コレギウム・ジャパン〉、〈リクレアツィオン・ダルカディア〉、〈ラ・ヴェネシアーナ〉のメンバーとして、世界各地の音楽祭に招かれている。これまでエマ・カークビー、ミカラ・ペトリ、エンリコ・オノフリなど多くの著名なソリストと共演している。CD「ランゼッティ:チェロ・ソナタ集」で文化庁芸術祭優秀賞受賞。〈アンサンブル・パルテノペ〉主宰など活動の幅は益々広がっている。下田国際音楽コンクール審査員、国際古楽コンクール山梨審査員を歴任。〈クァルテット・オチェーアノ〉としても「ギロヴェッツ:弦楽四重奏曲作品42」(OMF)をリリース。
諸岡典経(ヴィオローネ) Noritsune Morooka, violone
東京都出身。国立音楽大学卒業。コントラバスでオーケストラ、室内楽、合唱の伴奏等で活動する傍ら、ヴィオローネ等を用い通奏低音奏者として多くのグループで演奏会出演やレコーディングなどに多数参加。〈オーケストラ・シンポシオン〉、〈東京バロックプレイヤーズ〉、〈東京シークレット・オーケストラ〉、古楽オーケストラ〈La Musica Collana〉、〈MOG〉メンバー。同時に、アコースティック・ベース、エレクトリック・ベース等でジャズ、ラテン音楽等ジャンルを超えて活動中。〈東京五美術大学管弦楽団〉トレーナー。〈青梅リコーダーオーケストラ〉指揮者。2020年オンライン朗読コンテスト2位、2021年同コンテスト1位受賞。音楽演劇などにも積極的に参加。
石川友香理(チェンバロ/オルガン) Yukari Ishikawa, clavicembalo/ organo
東京藝術大学チェンバロ専攻を卒業。修了時にアカンサス音楽賞を受賞。その後文化庁新進芸術家海外研修員として渡仏し、リヨン国立音楽院にて国家演奏家ディプロマを取得。同音楽院の通奏低音・歌唱伴奏(chef de chant)科を経て、日本へ帰国。現在はチェンバロ、オルガン奏者として活動している。
古楽アンサンブル〈On verra〉代表。古楽オーケストラ〈La Musica Collana〉、〈コンチェルト・レオノルソ〉メンバー。音楽教室「アイゼナハ音楽院」チェンバロ科講師。https://yukariishikawa.com/
西山まりえ(チェンバロ/オルガン/ハープ) Marie Nishiyama, clavicembalo/ organo/ arpa
チェンバロとヒストリカル・ハープ、2種の古楽器を操る稀有なプレーヤーとして、数多くのコンサート、音楽祭や録音に参加。CDはいずれも「レコード芸術」特選盤や朝日・毎日新聞推薦盤に選ばれ、高く評価されている。王子ホール主催「西山まりえの歴女楽」、霞町音楽堂主催「西山まりえの美味しい音楽会」にシリーズ出演。音楽番組、教養情報番組などTV・ラジオへの出演も多い。東京音楽大学研究科修了後、ミラノ市立音楽院、バーゼル・スコラカントールムに留学。第11回山梨古楽コンクール・チェンバロ部門第1位および栃木[蔵の街]音楽祭賞受賞。「信州アーリー・ミュージック村音楽祭」芸術監督。日本ハープ協会運営委員。武蔵野音楽大学非常勤講師。