読売新聞 サウンズ・ボックス(2018年06月21日 夕刊)★ 推薦盤
レコード芸術(2018年8⽉号・⾳楽之友社)★特選盤
⾳楽現代(2018年8⽉号・芸術現代社 )★推薦盤
2018.06.10 ON SALE
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲[2台ピアノ版]
J.S.BACH: GOLDBERG-VARIATIONEN
- für zwei Klaviere Bearbeitet von Josef Rheinberger / Max Reger -
ゲルティンガー 祥子 Shoko Göltinger
菅野 潤 Jun Kanno
ゴルトベルク変奏曲[2台ピアノ版]
編曲:ヨーゼフ・ラインベルガー/マックス・レーガー
ゴルトベルク変奏曲には、19世紀ドイツの作曲家ラインベルガーが2台ピアノ用に編曲し、20世紀初頭に活躍したレーガーがさらにアーティキュレーションやデュナーミクの指示を書き加えた改訂版(1915年)が存在した。ロマン派〜近代の人々はバッハの音楽をどのように捉えたのか。同曲の受容史におけるきわめて重要な実例のひとつがここにある。
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品番:NIKU-9015 定価:¥3,080-(税込)
J. S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲
編曲:ヨーゼフ・ラインベルガー/マックス・レーガー
JOHANN SEBASTIAN BACH (1685-1750): GOLDBERG-VARIATIONEN, BWV 988
Bearbeitet von Josef Rheinberger (1839-1901) / Max Reger(1873-1916)
[1] Aria
[2] Variatio 1
[3] Variatio 2
[4] Variatio 3 Canone all’ Unisono
[5] Variatio 4
[6] Variatio 5
[7] Variatio 6 Canone alla Seconda
[8] Variatio 7
[9] Variatio 8
[10] Variatio 9 Canone alla Terza
[11] Variatio 10 Fughetta
[12] Variatio 11
[13] Variatio 12 Canone alla Quarta
[14] Variatio 13
[15] Variatio 14
[16] Variatio 15 Canone alla Quinta
[17] Variatio 16 Ouverture
[18] Variatio 17
[19] Variatio 18 Canone alla Sexta
[20] Variatio 19
[21] Variatio 20
[22] Variatio 21 Canone alla Settima
[23] Variatio 22
[24] Variatio 23
[25] Variatio 24 Canone all’ Ottava
[26] Variatio 25
[27] Variatio 26
[28] Variatio 27 Canone alla Nona
[29] Variatio 28
[30] Variatio 29
[31] Variatio 30 Quodlibet
[32] Aria
ゲルティンガー 祥子(ピアノ1)
Shoko Göltinger, Klavier I
菅野 潤(ピアノ2)
Jun Kanno, Klavier II
ゲルティンガー 祥子(ピアノ1) Shoko Göltinger, Klavier I
桐朋女子高等学校音楽科卒業。庄司美知子、奥村洋子、須田眞美子の各氏に師事。その後、幼少時に出会ったアンネローゼ・シュミット氏のもとで学び、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンを満場一致の最優秀成績で卒業。ドイツ国家演奏家資格を取得。さらにドレスデン国立音楽大学にてペーター・レーゼル氏に学び、マイスタークラスを修了。
これまでにエフゲニー・マリーニン、ロマン・オルトナー、アンジェイ・ヤシンスキ、安川加寿子、ジャック・ルヴィエ、ジェルメーヌ・ムニエ、菅野潤、ブルーノ・カニーノ、ペーター・ラング、ダニエル・バレンボイムの各氏に薫陶を受ける。
数々の国内外コンクールに入賞後、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ブランデンブルグ交響楽団、アルカン四重奏団(カナダ)などと共演、バイロイト・イースター音楽祭、ドレスデン音楽祭、ベルリン現代音楽フォーラムなどに出演するほか、ヨーロッパのみならず世界各地でソロ及び室内楽リサイタルを行う。
2000年には当時のシリア文部大臣からの招待を受けシリア、レバノンの各地にて、アラブ人及び邦人作曲家の作品からなるプログラムを演奏。多数の在仏アラブ人作曲家の委嘱現代作品を世界初演するなど、画期的な試みと完成度の高い演奏がメディアにて好評を博す。
現在、日本を拠点とし後進の指導にあたると共に、ソロや室内楽、リート伴奏の分野でも積極的に活動。国内主要オーケストラをはじめ、ドレスデン・フィル、ウィーン・フィル等の首席奏者や招聘アーティストと共演を重ねている。
菅野 潤(ピアノ2) Jun Kanno, Klavier II
パリを拠点とし、国際的に活躍するピアニスト。
桐朋学園大学音楽学部卒業。三浦浩、御木本澄子、高良芳枝、安川加壽子の各氏に師事。その後オリヴィエ・メシアン夫妻の招きにより、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学び、ピアノ科、室内楽科にそれぞれ一等賞を得て卒業。イヴォンヌ・ロリオ、ヴラド・ペルルミュテール、ゲオルギー・シェベックらの各氏のもとで研鑚を積む。数々の国際コンクールに上位入賞後、演奏活動を始める。
パリ・シャンゼリゼ劇場、及びサル・ガヴォー、東京・サントリーホール、及び紀尾井ホール、ロンドン・セントジョンズ、ローマ・テアトロギオーネ、ブリュッセル・ボザール、その他ジュネーヴ、バルセロナなど各地の主要ホールでの演奏会のほか、ミュンヘン交響楽団、ポーランド国立クラクフ交響楽団、NHK交響楽団、日本フィルハーモニー管弦楽団などと共演。
室内楽の分野では著名な演奏家の信頼を広く集め、ウィーン弦楽四重奏団、ザルツブルク・モーツァルテウム四重奏団、またウェルナー・ヒンク、ピエール・アモイヤル、フランク・シュタートラーの各氏らと欧州各国および日本で定期的に共演し、いずれも高い評価を得ている。
ロンドン、ヴィオッティ、ポルト、メシアンなどの国際コンクールの審査員として、またブリュッセル王立音楽院、フィエゾレ音楽院、ルーズヴェルト大学、桐朋学園大学などでのマスタークラスや、ニース国際音楽アカデミーをはじめとする夏期講習の講師としても世界各地に招聘されている。
これまでに、バッハからメシアンまで幅広いレパートリーを収めたCDがフランス、スイス、及び日本でリリースされている。近年の録音「メシアン:幼子イエズスに注ぐ20のまなざし」と「ドビュッシー:前奏曲集 第1巻&第2巻」(「レコード芸術」誌特選盤)は全国紙上で紹介されるなど、高い評価を得ている。