読売新聞 サウンズ・ボックス(2018年02月15日 夕刊)★ 推薦盤
2018.02.10 ON SALE
シュール・サクソフォニズム〜サクソフォン・クァルテット作品集〜
Sur-saxophonism - Contemporary Works for Saxophone Quartet -
福井健太 Kenta Fukui
田中拓也/本堂誠/塩塚潤 Takuya Tanaka/ Makoto Hondo/ Jun Shiozuka
グルーヴする悟性、これぞサクソフォンの本寸法!
クラシック、ジャズ、吹奏楽、そしてスタジオセッションと、ボーダーレスな活動を展開するサクソフォニスト、福井健太。本CDは、そんな彼が新進気鋭の若手奏者、田中拓也、本堂誠、塩塚純を招き挑んだ現代サクソフォン作品集だ。静謐のエクスタシーが聴覚空間を包むペルト作品、グルーヴィなアンドリーセン作品に加え、『先に生まれただけの僕』など劇伴でも活躍する平野義久のヴァイタリティ溢れるスリリングな作品を収録。現代音楽でだってノれるんだ、それを証明するまさにcutting-edgeな一枚!
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品番:NIKU-9013 定価:¥3,080-(税込)
平野義久 Yoshihisa Hirano (1971- )
[1] サン・ナルシソ・カプリッチオ〜サクソフォン・クァルテットのための
San Narciso Capriccio for saxophone quartet (2015)
ショスタコーヴィチ(編曲 岡出莉菜)
Dmitri Shostakovich (1906-1975)/ arranged by Rina Okade (1991-)
[2-3] 前奏曲とフーガ 変ニ長調
Prelude and Fugue in D-flat major, Op.87-15 (1951)
平野義久 Yoshihisa Hirano (1971- )
リベラル・ダンス〜サクソフォン・クァルテットのための
Liberal Dances for saxophone quartet (2015-2016)
[1] 舞姫 Maihimé
[1] ラグ・シミュレーション2 Rag Simulation 2
アルヴォ・ペルト Arvo Pärt (1935- )
[1] スンマ〜サクソフォン・クァルテットのための
Summa für Saxophonquartett (1977/2009)
[1] フラトレス〜サクソフォン・クァルテットのための
Fratres für Saxophonquartett (1977/2015)
ルイ・アンドリーセン Louis Andriessen (1939- )
[1] フェイシング・デス〜サクソフォン・クァルテットのための
Facing Death for saxophone quartet (1990/1993)
福井健太(ソプラノ・サクソフォン)
Kenta Fukui, soprano saxophone
田中拓也(アルト・サクソフォン)
Takuya Tanaka, alto saxophone
本堂誠(テナー・サクソフォン)
Makoto Hondo, tenor saxophone
塩塚純(バリトン・サクソフォン)
Jun Shiozuka, baritone saxophone
福井健太 Kenta Fukui
静岡県浜松市に生まれ育つ。幼い頃から様々な音楽や楽器に触れ、中学時代にサクソフォンに出会う。
中学時代のライブ出演をきっかけに活動を開始し、B to E(バロックから演歌まで)をモットーにあらゆるシーンで活躍する演奏家としてリサイタル、コンサートやライブを国内外で展開中。スタジオワーク(録音)も多くTVドラマ、アニメーション、映画、TVCM、ラジオ、CD、DVDでの演奏は自分では把握できない本数に達している。様々な著名アーティストとのステージの他、指導者としての評価も高い。音楽制作にも携わり、音楽プロデューサーとして様々なアーティストのコンサートやCD制作、作編曲を手がけ「必要な音や音楽を必要なところへ」と意欲的に活動している。吹奏楽団 BRASS EXCEED TOKYOコンサートマスター。サクソフォンを須川展也に師事。東京藝術大学卒。
田中拓也 Takuya Tanaka
東京藝術大学音楽学部および同大学院修了。第25回日本管打楽器コンクール第1位、及び特別大賞、文部科学大臣賞、東京都知事賞を受賞。第6回アドルフ・サックス国際コンクール第6位。優秀学生顕彰事業大賞受賞。第81回読売新人演奏会、第8回日本サクソフォン協会新人演奏会、サクソフォン初の「紀尾井ニュー・アーティスト・シリーズ」に出演し好評を博す。テレビや雑誌、ラジオに出演。全国各地で様々なコンサートに出演。ブルーオーロラ・サクソフォン・カルテットのアルト・サクソフォン奏者として3枚のCDを、冨岡祐子氏とのサクソフォン・デュオでのCD「Ars」をリリース。また、ジャズ・プレイヤーとの共演も数多くおこなう。これまでにサクソフォンを佐々木雄二、原ひとみ、平野公崇、冨岡和男、原博巳の各氏に、室内楽を中村均一、林田祐和、の各氏に師事。現在、洗足学園音楽大学非常勤講師。
本堂誠 Makoto Hondo
2012年東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業し同大学院に入学。同年11月に渡仏し、パリ国立高等音楽院第一課程に入学。サクソフォン科、並びに室内楽科を最優秀の成績で修了。在学中アムステルダム音楽院へ短期交換留学し研鑽を積む。3つの国際コンクールで優勝、2017年に開催された第34回日本管打楽器コンクールにて第1位、および内閣総理大臣賞、特別大賞、文部科学大臣賞、東京都知事賞、聴衆賞を受賞。室内楽においては第9回大阪国際室内楽コンクールにパリ音楽院在学生で結成したサクソフォン・クァルテットで出場し第2位受賞。現在、ブルーオーロラ・サクソフォン・カルテットでバリトン・サクソフォンを担当。2015年度よりヤマハ音楽振興会留学奨学生、フランスにおいてロールデュラン財団、メイヤー財団より助成を受ける。
塩塚純 Jun Shiozuka
洗足学園音楽大学、東京藝術大学別科、東京藝術大学大学院を卒業。サクソフォンを福島正和、二宮和弘、貝沼拓実、大城正司、大石将紀、須川展也の各氏に、室内楽を二宮和弘、貝沼拓実、池上政人、大城正司、有村純親、須川展也の各氏に師事。現在は、在京オーケストラや吹奏楽団へのエキストラ出演、音楽教室やアウトリーチでの演奏など全国各地で活動しつつ、多数の学校の指導、個人レッスンなど、後進の育成にも力を注いでいる。サクサコール、ロマンシングサ・クソフォン、Tokyo Rock’n Sax各メンバー。Tokyo Rock’n Saxメンバーとして、metro musicより1st Album「Permanent」、2nd Album「Moment」をリリース。「Moment」発売記念として、ロック・ミュージシャンの聖地、Zepp Tokyoでのワンマン・ライブを果たす。また、Tokyo Rock’n Sax専門のアレンジャーとしても活躍中。